スウェーデン世界遺産

ビルカとホーヴゴーデン

ビルカとホーヴゴーデンは、スウェーデンを中心とする北欧で活躍したバイキングの生活を理解する上で極めて重要な土地です。両方とも近接する島にあり、その島には当時のバイキングが利用した港や、当時の人々を埋葬した墓などが残っています。そうした遺跡群や墓石がまとめて、ユネスコにより世界遺産に認定されています。

【時期】
ビルカとホーヴゴーデンが栄えた時期は、9世紀前後と考えられています。特にビルカはバイキングが定住した島として8世紀から10世紀ほどに突出して栄えました。海上移動を得意としたバイキングの貿易拠点として発展したビルカと、そのビルカを行政管轄する場所がホーヴゴーデンです。両島とも同じくらいの時期に発展し、バイキングの衰退とともに歴史を終えました。その後はスウェーデン王族がその土地に王宮を作り、現在の国王も暮らしています。ドロットニングホルムの王領地として、王宮も世界遺産に登録されています。

【文化の担い手】
ビルカとホーヴゴーデンの文化は、当時北欧を制覇していたバイキングが担い手でした。バイキングは当時、北欧を支配していた唯一の民族で、現在のロシアの一部、ノルウェー、デンマーク、オランダ、イギリスの一部など、スカンディナビア半島の周辺で幅を利かせていました。そのバイキングの生活や行動範囲、風習や文化を理解するために最高の資料となっている島が、ビルカとホーヴゴーデンです。現存する木造建築などは何もありませんが、数千もある墓と、中世の港の跡などは残っています。墓の中から出土する品物から、当時のバイキングがヨーロッパのどの辺りまで足を伸ばしていたかが推定できます。

【遺跡】
ビルカとホーヴゴーデンには、現存する建築群がありません。しかし、当時のバイキングが住んでいた木造家屋の跡などは残っており、そうした史跡から当時の生活が類推可能です。目に見える形で今もなお残っている遺跡は、墓と港です。当時は、町の周辺に要塞や城壁があり、港、石造りの船乗り場などがあったと確認されています。海上貿易を中心に、ヨーロッパ全土までフットワーク軽く漕ぎ出していたバイキングの生態が、遺跡から垣間見られます。

【世界遺産に登録されたポイント】
ビルカとホーヴゴーデンは、歴史的価値が極めて高いです。島の立地と遺跡が、バイキングの貿易ネットワークの詳細を教えてくれるためです。同時に、バイキングの影響力が当時のヨーロッパにどのような形で及んでいたかを研究する資料として、島全体に物証がそろっています。その歴史的価値が認められて、世界遺産に認定されました。1931年から同地では歴史を保全する活動が行なわれているため、現代化の影響を受けずにスウェーデンの原風景をそのままに残しています。

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