カナダ世界遺産

ケベック歴史地区

「ケベック歴史地区」(Historic District of Quebec)の名称は2006年に「ケベック旧市街の歴史地区(Historic District of Old Quebec)」と改められていますが、ユネスコ登録基準の「人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例」にあたるとして世界遺産に登録された北米唯一の城郭都市です。

ケベック歴史地区はカナダの東海岸の最南端に位置しており、セントローレンス川を見下ろす急勾配台地(アッパータウン)とその下のロワイヤル広場を中心とする市街地(ロウワータウン)があり、ヨーロッパから商品を運ぶ船や北方からの貴重な毛皮を積んだ船が入る港を持っています。

ロウワータウンは商業、交易、海軍の街であり、アッパータウンは行政と宗教のためのものです。1608年にフランス王アンリ4世の意向を受けたサミュエル・ド・シャンプラン(Samuel de Champlain)がケベックを植民地としたのが始まりですが、その後幾度かの戦禍に晒されながらも今日まで当時の状態を保ってきた文化遺産です。

アッパータウンの象徴とも言える「ケベック要塞=フランス読みでシタデル(Citadelle )要塞」は1693年に築かれたケベック最古の建造物です。現在の星形要塞は、1820年から1831年の間にイギリス軍により作られたもので、アメリカ軍からの攻撃を防御するために造られたイギリス駐屯軍の基地でした。現在はカナダ軍王立第22連隊が駐屯しており、夏季は毎朝衛兵交代式がフランス語で行われ観光の目玉となっています。

要塞のすぐ近くには「シャトー・フロンテナック(Chateau Frontenac)」という高級ホテルが威容を誇っています。カナダ太平洋鉄道会社が富裕層の利用客を惹きつけるために17世紀後半から着工し1893年に開業したもので、緑青の吹いた銅葺き屋根とレンガの壁に窓の白い縁飾りが特徴の、フレンチ・ロマネスク風の建築で、まさに文化遺産の名に恥じません。

ロウワータウンの象徴は北米で最も古い繁華街といわれるプチ・シャンプラン地区(Quartier du Petit Champlain)です。狭い石畳の通り沿いに所狭しとブティックや工芸品、レストラン、土産屋が立ち並び、かつて北米最大の貿易港だった頃の賑わいを偲ばせています。近くにはロワイヤル広場(Place Royale)があり、ルイ14世の胸像が建っていて歴史の古さを物語っています。

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