日本世界遺産

日光の社寺

栃木県日光市が誇る日本の世界遺産、日光の社寺。
1999年に有名なユネスコ「世界遺産」の一つ、日本文化遺産として日本では10番目に登録されました。

この「日光の社寺」に含まれるのは日光東照宮、日光山輪王寺、二荒山神社の二社一寺です。
日光の社寺のなかの東照宮にある陽明門、二荒山神社の神橋、日光山輪王寺の三仏堂などを始めとする103棟とその周辺の山林が日本の「世界遺産」だというのですから、実に広大な範囲に点在する建造物が登録されているのです。

日光の社寺が「世界遺産」登録の最大の評価ポイントとなったのは、これらの建造物が周辺の自然環境と見事に調和した空間を織りなしており、古来からの神に対する思想と密接にかかわっていることです。
さらにそれぞれの一つ一つの造形物が、当時を代表する芸術家たちの作品からなっていることと、これらに代表される権現造りは日本の近代宗教建築の極みであり、後に多大な影響を与えていることなどです。

そもそもこの二社一寺の一つ、二荒山神社とは男体山の神様を祭ったものです。
日光という山岳地帯で古来より信仰されてきた山の神を祀る思想の二荒山神社、8世紀に日光山を開山した勝道上人が創建した四本龍寺が発祥といわれる日光山輪王寺、さらに江戸幕府を開いた徳川家康を祀る東照宮と、日本に古より続く自然を神とする神道に死者が仏(神)となる仏教とが融合している点に、他ではみられないような魅力が詰まっているのです。

特に東照宮で目をひくのが、豪華絢爛な造形物です。
各所にちりばめられた繊細な作りの彫刻に加え、色とりどりに彩色が施されています。
一点一点が豪華であるにもかかわらず、周りの景観から浮き出ることの無い調和のとれた存在であることが不思議なほどです。

それぞれの彫刻が表わすのは、日本の自然界や人間界の理といったもので、三猿に代表される猿の彫刻は、人間が生まれてから死ぬまでの一生を表現し仏教の輪廻転生を表しています。
眠り猫とその反対側で遊ぶ雀の姿は、日本の平和への願いが込められているといいます。

日光山輪王寺・大雄院に祀られるのは三代将軍徳川家光です。
東照宮に負けないほどの凝った造形物がありますが、その色調は黒と金が主であり、重厚な雰囲気を醸し出しています。
全く違った日本の魅力をもつ二社一寺でありながらも、調和のとれた美しさがあり、随所から昔も今も人類が恐れるのは自然、そして祈るのは平和という思想がみてとれます。
日本人の根底となる考え方が詰まっているのが、この日光の社寺なのです。

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