ギリシャ世界遺産

バッサイのアポロ・エピクリオス神殿

ギリシャには「バッサイのアポロ・エピクリオス神殿」という世界遺産があります。
この世界遺産は1986年度にユネスコの世界遺産に指定されており、ギリシャを代表する世界遺産をなっているスポットの一つです。

日本人にはあまり耳なじみのない横文字ばかり並んでいる名前なのですが、「バッサイ」とはかつて「アルカディア地方」と呼ばれていたエリアのことを指しており、「岩々の小さな谷間」ということを意味する言葉として知られています。

他の神殿とは異なる文化を多数残していることから、ギリシャでは特に研究の進められている世界遺産となっており、他の世界遺産よりも注目を浴びることが多い世界遺産です。

また、この世界遺産はかつて周辺でペストが大流行した際に、その病魔から人々を救い出した神・アポロンの為に作られた神殿であり、感謝を捧げる為に作られた貴重な神殿でもあります。
バッサイのアポロ・エピクリオス神殿は、前述の通り神に捧げる為の場所だったのですが、ドーリア様式やイオニア様式、さらにはコリント様式の3種類の建築様式を用いていたこともあって、宗教美術としてではなく建築技術に含まれたミステリアスな要素が研究対象となっています。

宗教的な意味あいよりもむしろ、その建築技法にスポットライトが当てられている世界遺産なので、建築技法を学んでいる方が訪れるとかなり勉強になるかもしれません。

なお、外部的な装飾が素晴らしいのはもちろんなのですが、内部の装飾も非常に優れているので必見です。

たとえばバッサイのアポロ・エピクリオス神殿の内部にはアマゾネス(女戦士)の戦う姿や、荒ぶるケンタウロスの姿が描かれており、見る者に独特な印象を与える古代芸術が展開されています。

現在もなお良好な状態で保存されているこの場所は、「パルテノン神殿」を建築した人物と同じ建築家によって作られているので、彼の技術に圧倒されたい方はぜひ一度この世界遺産を訪問してみましょう。

なお、周辺はほぼ荒野のような状態で、夏などの時期に訪れるとかなり暑い思いをすることになります。

「ギリシャは夏に訪れるのが一番」という方も多いと思われますが、できるだけ気候の安定している時に行かないと、体調を壊す原因になりかねません。

ギリシャの夏は乾燥しているので日本のようなじめじめした雰囲気ではないのですが、気候の変化に弱い方はかなり体調を崩すと思われますので、熱に弱い方はくれぐれもお気をつけください。

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