ギリシャ世界遺産

アイガイ(現在名ヴェルギナ)の古代遺跡

ギリシャ北部にある世界遺産として有名なのは、アイガイ(現在名ヴェルギナ)の古代遺跡です。 ここは首都アテネに次ぐ、ギリシャ第2の都市であるテッサロニキの郊外にあります。

ギリシャの世界遺産へは電車とバスを乗り継いでアイガイ(現在名ヴェルギナ)の古代遺跡まで行く方法がありますが、バスは本数が少ないため、注意が必要です。
ホテルや現地旅行社から出ている日帰りツアーに参加する人の方が多いようで、平日でもかなり混雑しているほどの人気のある世界遺産スポットです。

アイガイ(現在名ヴェルギナ)の古代遺跡は、ベルミオ山とピエリア山の間にあり、周囲は緑に覆われ元自然が残る雰囲気のある遺跡です。
小高い丘の上にパラティッツァ宮殿の跡があり、今は柱の一部が残っているだけですが、その柱の太さ、大きさからも見て分かるように、かなりの大きな建物であったことが想像できるでしょう。
約100メートル四方の宮殿であったことが分かっています。

この宮殿の周りには20以上の墳墓群が発見されており、その中の1つが、有名なアレクサンドロス大王の父親、フィリッポス2世のものです。
そのフィリッポス2世の墳墓からは、紀元前4世紀頃のマケドニア王国由来の黄金の箱や武具、装飾品、そして完全な形で残された貴重なマケドニア絵画などが見つかりました。
1977年に考古学の教授が掘り当て、世界中が注目した大きなニュースになりました。
そのフィリッポス2世の墳墓を含む20以上の墳墓が、ヴェルギナの考古学博物館で見ることができます。

このアイガイ(現在名ヴェルギナ)の古代遺跡は、1977年から相次いで発見されていますが、そのいくつかが未盗掘のまま発見されたため、北ギリシャが一気に注目されるようになりました。
大変貴重な考古学資料を後世に残してくれた、数少ない遺跡なのです。
そして、墳墓もまた当時のまま残されており、その精巧さに目を見張ることでしょう。

墳墓の左右の壁面には絵が描かれており、神殿のような外観の墳墓を見守っているかのようです。
そして、その周囲に実際の墳墓から発見された数々の貴重な宝飾品や器、彫刻などを見ることができます。
紀元前にこれほどの高い完成度の品があったのかと、誰もがきっとため息をつくほどの美しさと精巧さです。

またパラティッツァ宮殿に行く途中に、紀元前3世紀頃のものとされるマケドニアの墓もあり、こちらも特徴があって一見の価値ありです。
墳墓の入り口である、神殿のような形をした前門に特徴があり、こちらはイオニア式で、当時のままの形で残されており、ギリシャの世界遺産として保存状態がとても良いです。

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