ブラジル世界遺産

ブラジリア

現在のブラジルの首都を知っていますか。リオのカーニバルで有名なリオデジャネイロだと思っているひとも多いのではないでしょうか。確かにリオデジャネイロはかつてのブラジルの首都でしたが、20世紀に入ってからブラジル高原の未開の大地に計画都市としてブラジリアが建設され、1960年首都が移されました。

過去を持たない未来都市とも呼ばれるブラジリアの国会議事堂や大聖堂などの主要な建物はモダニズムを反映させた近代的なデザインになっています。主要建物のデザインを担当したのは、ニューヨークの国連ビルの建設も手掛けたブラジルの建築家オスカー・ニエマイエルです。

1956年当時の大統領ジュセリーノ・クビチェックの命を受けて建築家ルシオ・コスタらとともにブラジリアの建設を進めました。1987年には、文化遺産としてユネスコ世界遺産に登録され、建設後わずか40年足らずという世界でも珍しいくらい歴史の浅い世界遺産の誕生となりました。

人工湖の周りに建てられた近代的でスタイリッシュな建物たちがつくる街並みはわずか3年半で造られたとは思えないほど清潔で美しいですが、その一方で莫大な建築費がその後のブラジル市民を長く苦しめる不況とインフラの大きな原因であったとも言われています。

ブラジリア国際空港の建設により、世界とブラジル各地を結ぶ首都機能は備えていますが、リオデジャネイロやサンパウロなどの主要都市とはかなりの距離があるため大企業の移転などは進んでおらず、首都としての機能は発展途上です。周辺都市の治安も安定せず、首都圏とひとくくりにすることも難しい状況があるようです。公共の交通機関も整っていないため、市民生活は事実上自動車移動に頼っているという状況です。そのため、市内観光もツアーを申し込むのが一般的となっているようです。

ブラジリアにはたくさんの一風変わった建造物があります。
歴史ある教会とはまた違った趣のある教会で有名なのは、ドン・ボスコ教会です。シンプルで近代的な箱型の教会は、内部がブルーとピンクのグラデーションのステンドグラスになっています。まるで水中にいるかのような幻想的なブルーとピンクの光がきらきらと大変美しいです。中央にあるシャンデリアはおよそ3トンほどの重さの水晶でできているそうです。

ブラジリアの象徴ともいえるのは、カテドラル・メトロポリターナです。王冠のような特徴あるフォルムだとよく表現される建物です。内部は天井が、白を基調としグリーンとブルーのステンドグラスでできているため光を通し、大変明るくさわやかな印象になっています。

他には、オスカー・ニエマイエルの代表作ともいえる国会議事堂も塔のような細長いフォルムが印象的なユニークな建物です。その近くにお椀を伏せたような形の上院の建物があります。大統領府は「高原の宮殿」とも呼ばれる全面ガラス張りの近代的な建物です。

水面を石が跳ねる起動を描いたようなジュセリーノ・クビチェック橋も有名です。半円に輪っかがついているような土星のようなフォルムの国立美術館も面白い建物です。
まるで未来の世界に迷い込んだような近未来都市ブラジリア。歴史的な世界遺産とは一味違った観光が楽しめるのではないでしょうか。

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