ブラジル世界遺産

ディアマンティーナ歴史地区

シカ・ダ・シルヴァ。植民地奴隷制度の時代に生まれた奴隷の一人です。彼女は何人かの奴隷に仕えますが、地元で名高いダイヤの発掘請負人ジョアンに出会い、彼に愛されたことによって彼の正妻同等身分を与えられついには、自らが奴隷を持つ身分にまでなった伝説の女性です。

当時、白人の主人の正妻と同じ身分を持つというのは黒人奴隷にとっては大変特別なことでした。この女性の出身地であるブラジルの南東部ミナス・ジェライス州にある町、ディアマンティーナはバロック建築の建物で有名で、その保存状態の良さが認められ、1999年に文化遺産としてユネスコ世界遺産に登録されました。

ディアマンティーナはポルトガル語でダイヤモンドという意味を持つ言葉です。その名の通り、この町は18世紀初頭にダイヤモンドの鉱脈が発見され、ダイヤモンド産業で発展し一時は産出量約300万カラットともいわれ世界中のダイヤモンドのほとんどを産出していました。現在はダイヤモンドの採掘は行われていませんが、当時は採掘者や投資家などの入植者で大変なにぎわいをみせていました。

バロック様式で建てられた街並みはポルトガルの中世の町を思わせる雰囲気で、それをモデルにして建てられたともいわれています。 曲がりくねった石畳が特徴で、簡素ではありますが重厚感のあるバロック様式の建物が続いています。 聖堂の塔はポルトガル建築の特徴である1本になっており、壁面には色彩豊かな木彫りの装飾が施されています。
まるで日本のデパート内部の渡り廊下のような二つの建物をつなぐ青い壁面の歩道橋や、ディアマンティーナ市庁舎、教会の中でも聖フランシス教会、ナッサ・センオラ・ド・ルモ教会など昔ながらの面影を残した建物が数多く残っており見どころとなっています。またダイヤモンド採掘が盛んに行われていた当時の様子を知ることができるダイヤモンド博物館もあります。

ディアマンティーナの周辺地域は豊な自然に囲まれており、滝や渓谷なども数多く存在しています。 ダイヤモンド発掘の炭鉱跡に宿泊施設があるところがあり、南アメリカの大自然とヨーロッパの開拓者たちの暮らしぶり両方を垣間見ることができる貴重な世界遺産の一つと言えるでしょう。ブラジル代24代大統領であるジュセリーノ・クビチェックの出身地でもあるともいわれている秘境の世界遺産ディアマンティーナ。いまだに外国人観光客も少なく静かに古都の雰囲気を味わいたい人には最高の場所といえます。

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