ブラジル世界遺産

ゴイアス歴史地区

その昔、ブラジルではゴールドラッシュに沸いた街がありました。
ブラジルはポルトガルのペドロ・アルヴァレス・カブラルによって1500年頃に発見され、16世紀からは本格的な植民地となっていきました。

当初はサトウキビ農園を開いて砂糖の栽培を行い、ヨーロッパに輸出することで、経済は潤っていきました。
しかし、次第に砂糖による収益が少なくなり、海岸沿いにあった農園を離れて、奥地へと未開の地の探検や開発に乗り出すものが登場します。
この開拓者たちによって17世紀の終わりころ、ミナス・ジェライス周辺で、金鉱が次々に発見されることになります。

ブラジルは空前のゴールドラッシュとなって、金を求める人々が押し寄せました。
さらに、このミナス・ジェライスで金鉱が発見されたことを知った一人の開拓者が、さらにその奥地に進めば金が見つかるに違いないと探索を進め、18世紀のはじめに、現在ゴイアスと呼ばれる地域で金鉱を発見します。
その金鉱発見により、この場所でも新たなゴールドラッシュが起き、ゴイアスの街が形成されていきます。

ゴイアスの名称はそこに住んでいた先住民の名からつけられたといわれています。ゴイアスの街はブラジル中央高原エリアに位置します。

金の恩恵により、わずか20年余りの間に急速に発展を遂げ、ヨーロッパ風の知事の邸宅やサンタナ大聖堂などの壮麗な聖堂や教会などが次々に建てられていきました。
しかし、金の産出は長続きせず、18世紀の終わりには金脈が枯渇し始めてしまいます。
もともと未開の地で、他に産業もなかったことから、次第に街の活気もなくなり、やがて高原の中にある静かな街に移り変わっていきました。
もっとも、建てられた格調高い建物たちは取り壊されることなくそのまま残り、ゴールドラッシュに沸いた優雅な建物の残る街並みが、そのままの形で保存された状態になっていました。

この美しい街並みがゴイアス歴史地区として2001年ユネスコ世界遺産に登録されたのです。
世界遺産には文化遺産と自然遺産がありますが、ゴイアス歴史地区は文化遺産に認定されました。

ゴイアス歴史地区には白壁と綺麗に焼き上げられたレンガの屋根が並び、窓枠には水色やピンク、グリーンなどの愛らしいサシ色が入った、ヨーロッパの街並みを思わせる、ちょっぴりモダンな建物が立ち並びます。
2世紀以上も前の建物とは思えないほどの美しさで、現在ではゴールドではなく、ゴールドによってもたらされた訪れる観光客たちを魅了しています。

世界遺産であるゴイアス歴史地区へのアクセスは、ブラジルの首都、ブラジリアから260キロあまり、バスに揺られて3時間30分ほどの距離を進むか、ゴイアス州の州都であるゴイアニアから150キロをバスで2時間の道のりで訪れることができます。

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