ブラジル世界遺産
オウロ・プレット
ブラジルの世界遺産の中でも、「オウロ・プレット」は特別な輝きを放つ世界遺産として知られています。
オウロ・プレットはこの国のミナス・ジェライス州という州にあり、歴史的な都市として幅広く知られている街に保存されています。

かつては州都として知られていたこの街にある世界遺産・オウロ・プレットは1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。
「黒い(オウロ)黄金(プレット)」という意味のこの世界遺産は国内でも非常に人気の高い世界遺産であり、世界各国の人々が訪れるだけではなく、国内の人々の観光名所としてもおなじみとなっています。
位置的にブラジルの中央エリアに位置しているこの世界遺産は、1700年代から始まったゴールデンラッシュにより街造りが盛んになり、今では街全体が文化遺産として保存されているという地域です。
「町」として認められたのは1823年のことなので、今のようになるまでは長い道のりがあった町なのですが、町の雰囲気は常に活気が息づいており、陽気な人がそこかしこに往来しています。
しかもこの町は、この国で初めてユネスコの世界遺産に登録されたという、記念すべき世界遺産なので、オウロ・プレットは国内の人々にとって非常に重要な意味を持つ世界遺産となっているのです。
ちなみにここまで読んで「この世界遺産の町がゴールデンラッシュによって栄えたのは分かったけど、そもそもゴールデンラッシュって何なの?」と疑問を抱いた方もいるかもしれません。
ゴールデンラッシュとは、金脈(黄金の出る場所)が発見され、その場所に採掘者が殺到(ラッシュ)する現象のことを指す言葉です。
つまり、この世界遺産の町は金鉱採掘の為に発展した都市ということになります。
観光業を主におこなっている町なので小難しい世界遺産と比べても、楽しく観光できるスポットになっていますし、特に何も考えずに歩くだけで楽しめる町になっているので、「分かりやすい魅力のある世界遺産が良い!」という人にはかなりおすすめの世界遺産です。
また移動手段についてですが、バスなどを利用すればリオデジャネイロから七時間~八時間で移動できるので、ツアーなどに参加しながら訪問するのが一番かもしれません。
また、この町は大学生が多い地域であり、若くて元気のある人が多く住んでいる町です。
若い人などが行くと現地で友達ができるかもしれないので、現地交流を求める若い日本の学生さんにもおすすめできるスポットです。
地域によっては治安が悪くなるので注意は必要ですが、基本的には親切な方ばかりなので、観光に訪れた際はぜひとも現地の方々との会話を楽しんでみましょう。