オーストラリア世界遺産

マッコーリー島

多くの人はオーストラリアのタスマニア島の名前は知っていますが、そのタスマニア島の離島であるマッコーリー島に関しては、世界遺産に登録されているにも関わらず知名度は低いようです。
タスマニア島はオーストラリアの南東部に浮かぶ島ですが、マッコーリー島は、そのタスマニア島から約1500キロ南東に離れた幅約5.5キロ、長さが34キロの縦に細長い小さな無人島です。

位置的には、南極大陸とタスマニア島の中間あたりで、もっとも近い陸地が、約500キロ離れたニュージーランドのオークランド諸島という絶海の孤島です。

マッコーリー島が、世界遺産に登録された理由は、一言で言えば、「地球の内部の地殻が地表にはみ出した島であり、その状態が現在進行形で進んでいる島」だからです。
この島は、インドプレートと太平洋プレートの2つの地殻がぶつかる場所にあり、この2つのプレートが海底がぶつかることで隆起してマッコーリー島となり、その隆起が現在も年間で数ミリの単位ではありますが、今も隆起を続けています。

このことは、地球地質学的なプレートが動くという理論を如実に示している貴重な場所であり、約6000メートルという深い地球内部の地殻を地球上で観察できる唯一の場所であって、地殻が形成される地質学的調査に大きな貢献をしている場所と言うことができます。
そのため、1997年に世界遺産に登録されました。

マッコーリー島は、非常に雨が多い気象環境で、1年の内の300日以上も雨が降った日があったと言う年もあるほどですが、風が強過ぎて植物がほとんど育たないと言う過酷な環境の島でもあります。しかし、海洋動物のゾウアザラシ、セイウチ、オットセイ、キングペンギン、ロイヤルペンギンなどにとっては楽園となっています。

過去にはペンギン、アザラシの乱獲が行われ、その数が激減したという経緯があります。
近年は、保護活動が実を結んで、生息数は回復してきています。
現在は、マッコーリー島の固有種であるロイヤルペンギンの数は85万羽が生息すると言われ、またミナミゾウアザラシは、全世界の7分の1にあたる10万頭近くが生息しており重要な繁殖地となっています。

自然の生態系を守るため、調査以外の目的のための上陸などは厳しく制限されていますが、タスマニア島からのクルーズツアーで船上から島の様子を眺めることができます。
しかし、特にペンギン、ミナミゾウアザラシが生息するとコロニーがあって、ペンギンの可愛らしい仕草やゾウアザラシの巨大な群れが間近で見られないのは非常に残念なことです。

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