オーストラリア世界遺産

西オーストラリアのシャーク湾

世界遺産の西オーストラリアのシャーク湾は、約22,000平方キロに面積を持ち、水深は2メートルほどしかない湾でオーストラリア大陸からインド洋に伸びたいくつもの半島と多くの島々に囲まれています。

この湾には、地球最古、35億年もの前から生息すると言うストロマトライトが、今も尚、この地球上で成長している唯一の場所です。そのため、地球そのものの歴史や生物の進化を調査する上で極めて貴重で重要な場所となっています。

また、西オーストラリアのシャーク湾は、半島に囲まれているという地理的な条件から、外洋と隔たっているので、この海域に生息する動物には他の場所では見られない進化を示しています。
更に、西オーストラリアのシャーク湾周辺の地域には、オーストラリア北部と南部の両方の植物が生息し、この地域を北限とする植物が145種、南限とする植物が35種混じり合って生息しています。

その他、この地域特有の植物も多数生息しており、動物では有袋類などの希少動物も生息し、動植物学的にも大変重要な場所となっています。
太古の地球から続く自然の生態系が残り、かつオーストラリア独特の動物や植物の生態を見ることができる場所として1991年に世界遺産に登録されました。
ストロマトライトとは、ミトコンドリアや葉緑体など細胞内小器官をもたない単細胞の生物で、光合成を行い、酸素を放出するとともにデンプンを生成する下等生物の一つの藍藻類と海中の堆積物が何層にも積み重なって形成されたもののことです。
このストロマトライトの外見は、一見すると岩のように見えます。
この岩のような塊が、海岸近くにこぶのように無数に突き出しており、異様な光景を示しています。

これが地球に最初に酸素をもたらし、多くの動植物の命を育む元となりました。
今でもこのストロマライトは、1年間に約0.3㎜の成長を続けています。

見学は、ストロマトライトを傷付けないように作られた桟橋から間近に見ることができます。今なお、西オーストラリアのシャーク湾のみに生息しているのは、この湾内の塩分濃度が一般的な海水より2倍も高く、それによって他の生物の生息が少なく生存しやすい環境であったからと言われています。

また、この湾内はジュゴンの世界最大の生息地であり、その他ザトウクジラ、ジンベイザメ、バンドウクジラ、ミドリウミガメ、イルカ、シャチ、オニイトマキエイなど多数見ることができます。
特にジュゴンはここだけで全世界のジュゴンの8分の1が生息しています。ここにこれだけ、ジュゴンが生息しているのは、西オーストラリアのシャーク湾の水温が高く、ジュゴンが唯一食べる海草が豊富に育っているからです。

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