オーストラリア世界遺産

タスマニア原生地域

タスマニア原生地域とは、オーストラリア大陸の東南部に位置するオーストラリア最大の島タスマニア島にある原生林地帯のことです。
この島は、かつてはオーストラリア大陸と地続きであり、そしてオーストラリア大陸は更に、その昔はゴンドワナ大陸として存在していたことから、温暖化による海面上昇で島が分離されたことで太古の自然がそのまま残ることになった貴重な島です。

オーストラリア最大の自然保護区の一つであり世界遺産でもあるタスマニア原生地域は、タスマニア島の西南部にあり、島の約20%の面積を占める135万平方キロの広さがあります。
そこには、固有種を含む動植物が生息する豊かな自然が残っています。
動物では、タスマニアデビル、ワラビー、ハリモグラ、ポッサム、ウォンバット、カモノハシなどが生息し、植物ではユーカリやブナ科、スギ科、マキ科などの仲間の樹木や湿地帯には湿地を好む多くの植物が繁茂しています。
樹木の中に樹齢が2000年に達するものがあり、また海岸地形には氷河の浸食によってできたU字型の渓谷があり、その他、渓流、湖沼、湿地帯、及びオーストラリア最大クラスの鍾乳洞などもあって大変見応えのある景観が随所にあります。

更に、タスマニア原生地域の中の洞窟内には大陸の先住民であるアボリジニがステンシル技法で描いた壁画や氷河時代の人類の生活痕跡が残っており、古代の人類の生存を示す文化遺産として、そして太古の自然の面影をそのまま残す貴重な自然が残っていることから1982年に世界遺産の中でも3%に満たない数しか登録されていない自然と文化の両方の複合世界遺産として登録されています。

タスマニア原生地域内には、国立公園として、ウォールズ・オブ・イェルサレム国立公園やクレイドル・マウンテン=レイク・セント・クレア国立公園など5つあり、保護区・保護地域として、デビルス・ガレット州立保護区、アダムズフィールド保護地域など7つあります。
また、森林保護区としては、ドライズ・ブラフ森林保護区、メンダー森林保護区など3つがあります。
その他、考古学的な価値のある保護遺跡などが指定されています。

有名な観光スポットとしては、壮大なU字谷のクレイドル・マウンテン、渓流が美しいフランクリン・ゴードン渓流、きれいな湖のペッダー湖、セント・クレア湖、アボジリニの壁画が残るジャッド洞窟やバラウィン洞窟、約2万年から3万年前の氷河時代に人類が生活していた痕跡として壁画や石器類の残るフレーザー洞窟などがあります。

タスマニア原生地域への観光は、主にロンセストンという町からとなり、車で主要な観光スポットのクレイドル・マウンテンまで約2時間のドライブで行くことができます。

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