オーストラリア世界遺産

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域は、オーストラリアで最大の都市シドニーから西へわずか100キロ、時間にして車で、1時間前後で行ける場所に位置し103万ヘクタールの広大な中に8つの国立公園を有している世界遺産です。

このグレーター・ブルー・マウンテンズ地域一帯は、標高が高いところでは、1300メートルになる山岳森林地帯で、そこに奇岩、断崖絶壁、渓谷、滝、湿原、洞窟などが存在し見る者に感動を与える場所です。

特に有名なスポットは3つの岩が並んで立っている「スリーシスターズ」と呼ばれる奇岩です。
名前の由来は、オーストラリアの先住民アボリジニの伝説で、3つの岩は3人の美しい娘を悪魔から守るために父親が魔法で娘を岩にした、あるいは魔法をかけられて岩にされたなどの言い伝えから来ています。
その他にも300メートルもある断崖絶壁などオーストラリアのグランドキャニオンと言われる壮大な景観が広がっています。

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域のメインの観光スポットでは、トロッコ列車、スカイ・ケーブルで魅力ある景観をより楽しめるほか、ウォーキングで豊かな自然を間近に感じることができます。
大都市近郊からのアクセスが良いこともあって多くの観光客で賑わう世界遺産です。

グレーター・ブルー・マウンテンズ地域には、コアラの好物であるユーカリの木が種類にして90種以上、量にして全世界のユーカリの約8分の1があると言われています。
約90種の内、12種はこの周辺のみに自生しているユーカリです。
それ以外にもこの地域だけに育っている固有種が132種あり、また1億年以上の太古から存在する貴重な植物が自生していることや、たくさんの植物の宝庫であること、及び地質学的にオーストラリア大陸が一つの大陸として分離していない時の太古の痕跡を残しているなどの理由から2000年に世界遺産に登録されています。

尚、ユーカリの木は、葉に含まれた油分が高温になると蒸発し、霧状になって一帯に拡散し、山火事を誘引するというマイナスな原因にもなりますが、その油状の成分が太陽の光線で青の色を良く通すようになることで山々を青く染めるという珍しい現象を引き起こすので「ブルー・マウンテンズ」と呼ばれる景観を見せてくれています。

ユーカリの木の種は、高温にならないとはじけないので、新しい芽を育てることができないことから、自分自身が生き残るためにこのような燃えやすい油分を出す性質を持っています。自然火災の他、ユーカリの森を維持するために山岳レンジャーによって計画的に森林火災を起こすことも行われています。

従って、シドニーから、グレーター・ブルー・マウンテンズ地域へ車で観光に行く途中では、最近、起きたという山火事の痕跡を見る機会があることでしょう。
このユーカリの木は、他の樹木が燃えて枯れてしまうのに対し、自分は硬い幹を持ち、山火事にも耐えることが出来やすくなって、生き残ることができるのです。

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