オーストラリア世界遺産

ウルル-カタ・ジュタ国立公園

オーストラリアの世界遺産「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」は、その名前自体の知名度は低いですが、「ウルル」とは、多くの人に「エアーズロック」として知られている世界で2番目に大きいと言われている巨大な岩のことです。

「ウルル」とは、オーストラリアの先住民アボリジニの言葉で「偉大な岩」を意味しています。「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」の「カタ・ジュタ」の方も同じくアボジリニの言葉で「多くの頭」を意味する「オルガ山」のことです。

ウルル=エアーズロックは、周囲に何もない大地に忽然とその巨大な姿を現して非常に印象に残り、人をひきつけて止まない魅力あふれる場所です。
その大きさは、想像を絶するほど巨大な岩と言うよりも一つの小山で、高さ340メートル、周囲9400メートルもあります。
驚くのは、地上に表れている部分は推測で10分の1程度と考えられていることです。

現在、姿を現している部分が、地層の隆起と浸食、風化によってできたと言うことですから、場合によっては、遠い将来、さらに大きな姿となって地上に現れるようになる可能性があります。
ウルル=エアーズロックは、その巨大さだけではなく、太陽光線によって、時間の経過に伴い7色に変化すると言われ、その中でも、特に夕日によって赤く染まる景観は、その巨大さをはるかに超える大きな感動を見る人に与えます。

一方、カタ・ジュタは、「多くの頭」が意味するように、大小36個の「エアーズロック」似たような巨大な岩が連なる奇岩群のある場所です。

その迫力ある景観とアボリジニの長きにわたる文化を示す場所として1987年に世界遺産に登録されています。
「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」は、オーストラリア大陸のほぼ中心に位置し、1300平方キロメートル以上の広さの公園で全域がアボリジニの聖地となっています。
そのため、この地域にはアボリジニが今も生活し、オーストラリア政府は、彼らのプライバシーを尊重しながら観光できるように配慮しています。

「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」へは入場料が必要で、アボリジニの生活を支えているという側面はありますが、オーストラリア政府は、アボリジニの聖地であること、ウルル=エアーズロックに登山中に年間に数十人も滑落して死亡しているなどの理由で登山を禁止する意向を示しています。
滑落による死亡者が多いのは、ウルル=エアーズロックが、アボリジニの聖地であるために極力、階段などの人工的な手を加えることを避けていることが理由の一つです。

「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」観光の最大の魅力はウルル=エアーズロックの頂上から見る360度のパノラマの景観であるだけに禁止されるとその魅力が失われることになり、観光客には残念なことになります。
しかし、アボジリニは聖地であることから決してここには登りません。

尚、団体旅行でない場合は、現地へのツアーやレンタカーは数に限りがあるので、予定が決まった時点で早めの予約をしないと、行くに行けないことになる可能性があります。
また、気候的に厳しいので登山に適するのは9月、10月の2か月程度がベストシーズンです。
風の強い日は、登山がすぐ禁止になるなど登るには運も必要となります。

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