インド世界遺産

チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園

ヒンドゥー教様式とイスラム教建築が融合し新しい建造物が生まれた世界遺産『チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園』。インド北部のガシャラート州にあるチャンパネールの町に残されており、2004年には世界遺産に登録されました。

二つの宗教が重なる事となったのは、15世紀末頃のことでした。モスクを造るのに、地元のインド伝統様式しか知らない職人たちに造らせた為、イスラム建築がどんなものかわからずに造った結果、新しい建物を生み出したと言われています。もともとこの辺りは、8世紀頃よりヒンドゥー教王朝であったチャウハーン朝ラージプート王国が支配していました。しかし15世紀末、イスラム教国であるムガル帝国に侵攻を許してしまいました。

この時の皇帝ムハマッド・ベガダの命により造られたのが『チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園』のひとつ、「ジャミ・マスジット」です。≪マスジット≫とはモスクのことです。『チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園』は大きく2つに分けられ、「ジャミ・マスジット」を含めたイスラム=インド様式の建造物群は、〈チャンパネール遺跡公園〉の方に建てられています。最も知られているモスクで、礼拝堂の正面には約30mのミナレットが左右に建っています。内部はイスラム建築では見られない沢山の柱が規則的に立ち並び、その数は170本を超えます。それでも天井にはドームがあるので、モスクだと分かります。「ジャミ・マスジット」の外には、巨大な水道施設があります。といっても、貯水池のようなもので、お祈りを捧げる前にこの水で体を清めるのだそうです。

他の観光ポイントとしては、「ケヴダ・マスジット」というのがあります。礼拝堂は「ジャミ・マスジット」に似ていますが、敷地内にもう一つローマ神殿のような建造物も見られます。〈セノタフ〉と呼ばれているもので、記念碑という意味があるようです。何本もの柱で屋根が支えられ、やはり天井にはドームがあったりします。その他にも、皇帝用のモスクだったと考えられている建物も残されています。礼拝堂の入り口には、精巧な蓮の花の彫刻は施されていて特にきれいです。
『チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園』には未だ未発掘の遺跡などもあるそうで、その数は測り知れません。

『チャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園』のうちのもう一方の「パーヴァガドゥ丘」には、ムガル帝国は侵攻する以前のヒンドゥー教寺院が残されています。それが「カーリーカマタ寺院」です。ここでは、恐れ多い≪カーリー≫を祀っている寺院となっています。≪カーリー≫とは、ヒンドゥー教の2大神であるシヴァ神の妻・パールバティーの怒れる神となった時の姿の名称です。カーリーの怒りを鎮めるには「血」が必要ということから、「カーリーカマタ寺院」はピンク色をしており、正面のカーリー象の周りは血吹雪をイメージする赤い斑点が飛び散っているのが印象的です。

ここはヒンドゥー教信者の聖地となっており、多くの信仰者が訪れる寺院となっています。

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