インド世界遺産

ジャイプルのジャンタル・マンタル

約300年前に造られた天文観測施設でありながらも、現代においてほぼ正確に時や星座の位置を刻み続ける『ジャイプルのジャンタル・マンタル』。その文化的価値から、2010年に世界遺産に登録されました。

インドのラジャスタン州の州都であるジャイプルにある、ムガル帝国のマハラジャ(地方領主)であったサワーイ・ジャイ・スィン2世の居城「シティ・パレス」の中央に残されています。城主であるジャイ・スィン2世は、『ジャイプルのジャンタル・マンタル』を含め各地に計5つのジャンタル・マンタルを造りました。始めはデリー、その次がジャイプル、ウッジャイン、ヴァラシナ、マトゥーラの順で建造し、『ジャイプルのジャンタル・マンタル』が中でも最大規模となっています。 『ジャイプルのジャンタル・マンタル』とは、「天文台」の事で、サンスクリット語で≪魔法の仕掛け≫という意味があります。天文台だけでなく世界遺産には、20の観測機器も含まれています。全てが、肉眼で観察が出来るようになっており、レンガやコンクリートなどの石で造られています。観測機器は、天文学者でもあったジャイ・スィン2世の聡明さが窺い知れるほど高度なものとなっています。 代表的なものに、「サムラート・ヤントラ」という日時計と星の位置を測る役割があるものがあります。巨大な目盛が記されており、現在でも2秒ごとに時間を知る事が出来ます。また、「ラーシ・ヴァラヤ・ヤントル」という惑星の位置を測る事が出来るものもあります。他にも曜日を知れるものや、太陽、月の動きを測定するものなどがあり、現代でも訪れた人が観測することが出来るのです。  州都・ジャイプルには、『ジャイプルのジャンタル・マンタル』以外にも是非見ておきたい建造物が残されています。特にジャイプルは、インドの大部分がイギリスの領地になった時でも自治権があった為に、インドらしい町並みが残されているのも魅力のひとつとなっています。  マンセイガー湖の中に建てられた「水の宮殿」と呼ばれる宮殿は、ジャンタル・マンタルと同じくジャイ・スィン2世が建立した白い城。インドの夏は40度前後と暑い気候な為、避暑地として使用されていました。  「風の宮殿」と呼ばれる市内のメインストリートに堂々と建つ宮殿は、後のマハラジャであるサワイ・プラタップ・シンの王妃や後宮の女性が人前に出ずに外を眺められるようにと造られました。透かし彫りが施されているので、そこから覗くように外界を見渡していたようです。  ジャイプルは宝石の町としても有名で、特に大理石が豊富に採掘出来る為、豊かな財力で造られた煌びやかな建造物が多く残されています。その為、世界遺産に登録されているものだけでなくても楽しめる街並みとなっています。

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