メキシコ世界遺産

サカテカス歴史地区

「サカテカス歴史地区」は、メキシコの都市でサカテカス州の州都になります。街の大聖堂が有名ですが、この地区時代が世界遺産登録されています。この街も標高2000メートル以上のところにあり、メキシコの有数の鉱山として発展を遂げてきました。メキシコシティの北東に位置し、ここが銀山開発の先駆けとなって、ここを初めとして、その後、グアナフアト銀山なども開発される運びとなりました。

世界遺産としては、「サカテカス歴史地区」のおよそ18世紀の半ばに建てられたと言われる、欧州のバロックと先住民の装飾が融合している、チュリゲラ様式のサカテカス大聖堂、サント・ドミンゴ聖堂、グアダルーペ修道院などがあり、グアナフアトなどと同様、銀山によって好景気になったこの街が、その豊富な財源を活かして、壮麗で華麗な「サカテカス歴史地区」の建造物をどんどん増やしていったことがわかります。

「サカテカス歴史地区」のコロニアルな雰囲気と、その歴史的背景が、この街の栄枯盛衰を物語るようで非常に興味深い部分があります。メキシコは、銀山が栄えたことでできた都市がいくつかあるのですが、そうした銀山があったからこそ、メキシコという国がスペインにとって大きな価値を産む金の卵だったことがわかります。溶岩でてきた街並はピンクシティと呼ばれているほどです。

その後の独立戦争もあり、「サカテカス歴史地区」は一時衰退しました。それでも鉱山街の栄枯盛衰、そして原住民の貴い犠牲によって、この街の建物や経済は成り立ってきたのかと思うと、かなり感慨深いものがありますね。夜は、この「サカテカス歴史地区」の建造物がライトアップされますが、街の幻想的な雰囲気とともに、昔の人々の息づかいが聞こえるような気がしてきます。

実際に、スペイン人の植民支配がなかったら、いったいメキシコはどのような発展を遂げていたのでしょうか。興味があります。もちろんそれによって培われた折衷文化や経済基盤などもあるでしょうが、メキシコを歩いていると、現地の人々の素朴さとか、飾り気のなさはやはりこの土地の人のもともと持っている気質のような気がしてなりません。

メキシコの銀山、銀産業に関していえば、すでに中世で栄えた銀山の一つ、エデン銀山は廃鉱になっているようです。それでもメキシコはいまだ世界有数の銀産出国であることは事実です。どれだけ豊かな鉱脈があるのか、羨ましい限りですね。このサカテカスもまだ、銀山都市としての機能を失っていません。

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