メキシコ世界遺産

エル・ビスカイノのクジラ保護区

メキシコでクジラも見られるの?とお思いのあなた、クジラは世界の海に生息していて、この太平洋とカリフォルニア湾に挟まれたバハ・カリフォルニア半島部はとくに生物の宝庫で、メキシコの生物圏保護区になっています。そしてこの土地の独自の砂漠気候の影響で、固有種も豊富で、例えばクジラでいえば、コククジラの重要な繁殖地になっています。

この土地は、雨がすくない砂漠地帯です。だからこそ、この厳しい気候条件にアジャストした独自の固有種が生まれることになったのです。このエル・ビスカイノのクジラ保護区では、特に水分不足に悩まされつづけたこの土地の生物が独自の進化を遂げてきたことが分かり、興味深いです。

世界遺産としてのエル・ビスカイノのクジラ保護区の意味としては、セバスティアン・ビスカイノ湾、そしてオホ・デ・リエブレ湖、サン・イグナシオ湖がコククジラの繁殖地になっていたのですが、それを鑑賞するためのホエール・ウォッチングが盛んで、それゆえに環境が悪化したとのことで、いまはホエール・ウォッチングは規制されています。

ただし、生物圏が独自であるからこそ、世界遺産に登録して保護する必要があるのであり、観光的価値とはまた別のものです。
このエル・ビスカイノのクジラ保護区は、環境が厳しいからこそ、人間に開発されることがなくとり残された貴重な動物達の生息地です。環境にダメージを与えない範囲で観光するのであればまったく問題ありませんが、それは観光客一人一人のモラルが必要とされることでしょう。

まずはエル・ビスカイノのクジラ保護区の情報を得て、そしてこの限られた自然遺産に敬意をもって、動物の住まう土地の訪問させてもらうというような謙虚な気持ちが必要でしょう。

ホエール・ウォッチングならばもっと観光化されたスポットが沢山ありますから、自然遺産、世界遺産としては、このエル・ビスカイノのクジラ保護区は、やや玄人向きという感じでしょうか。

もちろんこの土地の最大の魅力、人が介入できない自然の素晴らしさ、雄大さを知るには絶好のロケーションですから、観光地の候補として挙げておいても損がないと思います。メキシコって、こんなに自然が豊かなのだということを再認識する旅になることでしょう。

毎年2000頭ものクジラが集うこのエル・ビスカイノのクジラ保護区は、それだけでも守り伝えていく意味があると思います。野生動物たちの自然の営み、そして自然の厳しさにただただ、畏敬の念を感じずにはいられませんね。

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