メキシコ世界遺産

エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロ

エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロというなんとも長い名前の世界遺産ですが、この遺産は、アメリカのニューメキシコ州のサン・ファン・プエブロから、メキシコの首都メキシコシティまでの2560キロの道路のことです。16世紀から19世紀までの間、陸上交易の道路として重要な役割を果たしてきました。そしてこのメキシコ領内の部分のみが世界遺産に登録されています。

この道路で盛んに交易されていたのは、メキシコの重要な輸出物、銀でした。サカテカスやグアナフアトで採掘された銀が、この道を通って輸出されていきました。歴史遺産であるとともに、文化、そして経済を担う道だったのです。

メキシコの世界遺産では、スペイン入植後のコロニアル都市や、古代都市の歴史遺産が多いのですが、自然遺産や、エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロのような道、こうした景観に関するものも多少はあります。メキシコの経済に今も大きな影響をもたらしている歴史的「銀の道」は、きっと付近の街にもかなりの富と恩恵をもたらしたことが予想されます。

エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロの道すがらに見られる、すこし中世的な建造物や、メキシコの赤い土と乾いた土地は、無味乾燥な感じもしますが、そのすこし寂れた感じが、いまの観光都市のように洗練されすぎていなく、観光ナイズされすぎることなく、程よい頃合いです。もし時間があったら、アメリカのニューメキシコ州なども訪れてみて比較してもいいし、この道や街の雰囲気などもトータルに見て、すこしノスタルジックな気分に浸ってみてはいかがでしょうか。エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロは、そんなちょっと懐かしい気分にさせてくれる佇まいです。

ニューメキシコ州のほうは、すっかり観光地として有名になり、その街の景観や観光地などもかなりソフィスティケートされているような感じもしますが、こちらのメキシコ側では、まだまだ当時のままの中世を思わせる、ある意味ですこし古くさいまでの建築様式が見られ、その分、自分のお気に入りの場所を探すこともできそうです。あまり観光地としては有名ではないかもしれませんが、歴史的意味と、すこし崩れた感じの観光地が好きな方、観光地ナイズされすぎないところが好きな方は、エル・カミーノ・レアル・デ・ティエラ・アデントロの観光はおすすめです。昔のメキシコ経済を支えた、重要な道、そしてアメリカとメキシコの歴史を知る為には欠かせない道です。

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