ドイツ世界遺産

ライン渓谷中流上部

「なじかは知らねど心わびて、昔のつたえはそぞろ身にしむ。さびしく暮れゆくラインのながれ、いりひに山々あかくはゆる。」ゆったりとしたメロディーにのせて流れるローレライの歌。日本でもなじみの深いこの曲はライン川渓谷中流上部ザンクト・ゴールにある岩山ローレライの伝説にちなんで作られました。

ローレライはライン川にそびえ立つ岩山を表すとともにそこにまつわる妖精も表すと言われています。その昔不実な恋人に絶望し、ライン川に身を投げた乙女が水の精ローレライになったというものです。彼女の声はたくさんの漁師を惑わし、以前はこの場所でたくさんの漁師たちが事故で命を落としました。その伝説の象徴として今日ではこのローレライの岩の上に妖精の像が立っています。

ライン渓谷中流上部は、ライン川のラインラント・プファルツ州とヘッセン州のマインツからコブレンツまで、およそ65kmの長さに及ぶ渓谷です。古くからライン川は中央における交易の交通手段として利用されてきました。神聖ローマ帝国時代にはこの地域が帝国の中枢として機能していました。ライン川沿岸にはその影響でたくさんの集落が作られ、中世には城塞も数多く作られました。 多くの城塞が廃墟になりましたが、中にはホテルとして利用されているものもあり、ライン川沿いには今もなお多くの古城や古い町並みを見ることができます。その景観の美しさでライン川渓谷中流上部は別名「ロマンティックライン」と呼ばれ、この場所のクルージングは大変人気があります。日本からの多くのツアーにも組み込まれているほどです。

茶色の城壁に筒状の塔が特徴の猫城はライン渓谷下りでは代表格ともいえる有名な城で、城主だったカッツェンエーレン伯爵の名前から、猫城と呼ばれるようになりました。すぐ近くにある鼠城を睨むような様子が面白いです。

ラインシュタイン城はライン川沿いで最も美しい古城のひとつであると言われています。10世紀に税関所として建築されました。ゾーンエック城とライヒェンシュタイン城は、盗賊の巣窟となった城で、当時は悪名高い城として大変有名になりました。ライヒェンシュタイン城は現在博物館とレストランになっています。

黒い尖塔が特徴的なシュタールエック城はライン下りの中ほどにあるバッハラッハの丘陵にある美しい城です。現在はユースホステルになっており、手ごろな値段と眺望の良さから大変人気のあるホテルです。

ローレライの対岸にあるのがシェーンブルク城です。中世の雰囲気漂う美しい城は、現在素晴らしいレストランとローレライを見渡せる眺望が人気の古城ホテルとして有名です。

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