ドイツ世界遺産

デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国

デッサウ・ヴェルリッツの庭園王国は別名ヴェルリッツの英国式庭園とも呼ばれる、ヨーロッパ大陸において最初にして最大の英国式の庭園です。英国式の庭園はドイツでは珍しく、このような規模で英国式庭園を見られるのは国内ではここしかありません。2000年に文化遺産としてユネスコ世界遺産に登録されました。

この庭園王国は今からおよそ200年前にレオポルト3世によって造られました。庭園自体がエルベ川の流域にあるので、地形的にも水に恵まれています。そのため美しい湖群や川が特徴で、水の恵みをふんだんに利用し水と調和した造りになっています。

この一帯は、17世紀にこの土地の領主がオランダ総督の娘と結婚したことにより、当時一緒にドイツにやってきた技術者や建築家たちによってオランダの影響を受けています。17世紀には、オランダ風の別荘が次々と建てられましたが、その後18世紀にレオポルト3世の英国趣味を反映して英国式の庭園が造られました。英国式庭園が建てられ始めると徐々に知名度が上がり、その後約40年かけて今の美しい庭園王国が完成しました。

豊かな水の中に宮殿や庭園、並木道や小さな建物群が溶け込み美しいハーモニーを織りなしています。庭園内には多くの運河も流れており、運河に浮かぶゴンドラからの眺めは幻想的で素晴らしいものがあります。庭園の中でもひときわ存在感を放つのがルソー島ですが、これは庭園設計が「自然と調和することがいかに教育にとって重要であるか」というルソーの哲学に影響を受けているからだと言われています。

庭園内には木製の橋やアイアンブリッジなど様々な橋が架けられており、橋の歴史を学ぶこともできます。
橋を渡りながら歩いて見学することもできますが、ゴンドラに乗って景色を眺めることもできます。ヴェルリッツ城の内部はレオポルト好みの英国風の豪華絢爛な造りで、一見の価値ありです。岩で造られた岩の島と邸宅が一体となっている岩の島シュタインとハミルトン邸も個性的で面白いでしょう。

他にもギリシャ神殿風の建物や、ゴシック調の建物など個性あるさまざまな建物が、川の流れの中に点在しています。鉄道と高速道路が通ったため現在では4区画に分断された形になっています。一日で回りきれないほど広大な敷地の庭園ですが、庭園内をゆっくりと散策しながら、レオポルトの理想卿に思いをはせて、自然と共に暮らすというのはどういうことなのかゆっくりと考えてみるのもいいでしょう。

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