ドイツ世界遺産

シュトラールズントおよびヴィスマールの歴史地区

中世のヨーロッパの街並みを感じさせる焼き煉瓦の建物の数々。ここは北ドイツの世界遺産、シュトラールズントおよびヴィスマールの歴史地区です。
2002年に文化遺産として世界遺産登録された町には戦災を逃れた歴史的建造物があちらこちらに残っています。中でも北ドイツは石材に乏しいという事情から編み出された焼き煉瓦の建築方法は、世界的にも重要視されています。

バルト海に面しているため、近代的な海洋博物館があるなど他のドイツの都市とは異なった趣があります。シュトラールズントは今からおよそ800年前に都市権を獲得し、中世の都市として栄えました。その後、三十年戦争によってスウエーデン領となりヴィスマール地区と合わせて、約100年前にスウエーデンが権利を解放するまで長い間他国の支配下に置かれます。

シュトラールズントとヴィスマール歴史地区は戦火を免れましたが、外壁の大半が失われていたり、有名なヨハネス修道院の建物の半分が壊れていたりとところどころに戦争の爪痕を残しています。しかし、そういう部分も含めて本物の歴史を感じることができるノスタルジックな雰囲気が作られるのかもしれません。

シュトラールズントの見どころは何と言っても信仰深いヨーロッパの人々が祈りを捧げた大聖堂の数々です。中でもザンクトニコラス大聖堂は有名で、バックシュタイン建築と呼ばれる独特の建築方式で建てられています。町を代表する煉瓦作りの美しい教会です。ドーベラナー大聖堂やシュトラールズントの庁舎でも独特な煉瓦作りのゴシック建築を見ることができます。統一された煉瓦作りの建物の街並みの中で目を閉じると一瞬自分が中世の街に迷い込んだような錯覚を得られるでしょう。

一方海に面した都市であるため、近代的な海洋博物館では、対照的にドイツの先進的な頭脳がうかがえる様な工夫された展示をみることができます。魚の展示に味についての説明書きがあったりとちょっと日本の博物館とは異なる展示の仕方がされています。海洋博物館も町の景観を損なわないため煉瓦作りの教会の建物の中にあり、その外観のクラシカルな雰囲気と展示法のギャップも楽しめるポイントの一つかもしれません。

その昔ヨーロッパの各国に塩漬けのニシンが輸出されていたことがあり、今も多くのドイツ人に愛されているビスマルクニシンはヴィスマール地区発祥であると言われています。飲食店ではかりかりの香ばしいパンにビスマルクニシンとピクルスなどをはさんだサンドイッチが多く売られているので、訪れた際にはぜひ召し上がってみてください。

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