ドイツ世界遺産

クヴェントリンブルクの聖堂参事会教会、城と旧市街

今から1000年以上昔、ドイツ中部のハルツ山地の北側に栄えた城下町があります。当時の王ハインリヒの妻が彼の死後、娘たちのためにハインリヒ王の名のもとクヴェントリンブルク女子修道院を設立しました。

神聖古代ローマ帝国の初代王であった彼の息子はクヴェントリンブルクに当時あった城をさらに繁栄させ王国宮殿を造りました。その後商業都市として町は発展し、中世には首都としての機能も果たしました。そういう歴史的背景があるので、クヴェントリンブルク女子修道院が焼け落ちた跡地に12世紀に建築された聖セルヴァティウス修道院聖堂にはハインリヒ1世の墓があり、現在もクヴェントリンブルクの地にハインリヒ1世は眠っています。

この町の見どころはなんといっても旧市街の街並みです。14世紀からの長い歴史を持つ古い木組みの家が1200棟以上も保存されていて、まるで中世の都市に迷い込んでしまったかのような気分を味わうことができます。古ぼけ、茶色く染められた壁に木枠の飾り窓がついた家々はアンティークな雰囲気があり人々をノスタルジックな気持ちにさせてくれます。

他にもグリュンダーツァイト時代やヨーロッパの世紀末美術に傾倒したユーゲントシュティール時代の建物を見ることができます。鉄道が初めて敷かれた際、この地方は駅を持つことができなかったので、今までこのような古い建物が保存されてきたと言われています。そのかわり観光のための交通の便も悪く、フランクフルトからは何度も乗り換えを繰り返し、すくなくとも4時間くらいかかるということです。

しかしそれだけ時間をかけても来る価値があると言えるほどこの町の雰囲気は素晴らしいものがあります。博物館や美術館も数多くあり、すべて見て回ろうとすればとても一日では回りきれません。20世紀のアメリカ出身のアーティストであるライオネル・ファイニンガー美術館、旧市街の街並みを埋め尽くす木組みの家の博物館、ステンドグラスと工芸博物館、中部ドイツ鉄道とおもちゃ博物館など幅広い年齢層が楽しめる見どころがたくさんあります。

歴史ある教会も見どころの一つです。司教座教会、ヴィペルティ教会の地下聖堂、ミュンツェンベルクのマリア修道院跡などは、その建物の美しさももちろんですが、1000年以上前の歴史的事件を肌で感じることもでき、深みのある観光をすることができます。ロマネスク街道の秘都と呼ばれるクヴェントリンブルクに歴史と古都、古城の趣を感じに訪れてみるのもいいかもしれません。

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