フランス世界遺産

ニューカレドニアの礁湖:サンゴ礁の多様性と関連する生態系

オーストラリア東部にあるニューカレドニアは、フランスの海外領土で、「南の楽園」と呼ばれる美しい諸島です。その中の「バリアリーフ」(堡礁・珊瑚礁が発達した形態の一種)は、2008年に「ニューカレドニアの礁湖:サンゴ礁の多様性と関連する生態系」という名称で、世界遺産に登録されました。

ニューカレドニアのバリアリーフは、オーストラリア領の「グレート・バリアリーフ」に次ぐ世界で2番目の大きさで、「ニューカレドニアの礁湖:サンゴ礁の多様性と関連する生態系」は、フランスでは2番目に登録された世界自然遺産でもあります。

ニューカレドニアには、先住民のメラネシア系民族が、3000年前から居住していたと言われています。この地を西洋人が発見したのは1774年のこと、イギリスの探検家、ジェームズ・クックにより発見されました。その後、イギリスのプロテスタント宣教師団、フランスのカトリック宣教師団の来訪を経て、1853年にナポレオン3世がニューカレドニアをフランス領土と宣言します。第二次大戦後にはフランス海外領土として正式に昇格し、そこに住んでいた人々には、人種を問わず、フランス国籍が与えられました。現在でもヨーロッパから移住した人々や現地のメラネシア人を初めとする多民族地域で、アジア人も多く暮らしています。

ニューカレドニアは、主島であるグランドテル島を小さな島が取り囲むようにして構成されていて、総面積はおよそ17,000km2になります。その中で、「ニューカレドニアの礁湖:サンゴ礁の多様性と関連する生態系」として世界遺産に登録されているのは、グランドテル島周辺の4箇所を含む、合計6箇所です。この6箇所だけで、ニューカレドニア全体の珊瑚礁の6割を占めています。珊瑚礁は、場所ごとに様々な表情を見せています。ニューカレドニア地域の珊瑚礁は、既に化石化したものもあれば、現在も成長を続けるものもあるので、実に多様性に富んでいるのです。それらの珊瑚礁が、広く果てしない海の美しさを更に演出しています。ニューカレドニアの海を見渡すと、私たちは感動する以外に、恐らく何もできなくなるでしょう。

ニューカレドニアはまた、多種多様な動植物が生息していることでも知られていて、陸に生息する植物のうち、実に7割以上が、ニューカレドニアの固有種です。その中でも特筆すべき植物の一つは、「南洋杉」という針葉樹で、世界で確認されている針葉樹19種のうち、13種がニューカレドニアの地に生えています。鳥類も、国鳥であるカグーやニューカレドニアカラスは固有種で、そのほかにも、ここに挙げきれないほどの種類のニューカレドニア固有の動植物が生息し、自然美を形成しています。

ニューカレドニアの沿岸は、どこも真っ白な砂浜です。その砂の色と、青く透明の海、珊瑚礁が織り成す色のハーモニーはあまりに美しく、思わずため息が出ます。ニューカレドニアには、ニューカレドニアにしかない自然美と雄大さ、壮大さが待っているのです。

島の中心地である「ヌメア」は、フランス人が築いた街で、南仏そのものの光景が見られます。街の中心地や海岸沿いにはカフェ、レストラン、ホテルなどが立ち並び、いつでも観光客を迎えてくれます。

日本では、小説「天国に一番近い島」の舞台になったニューカレドニア、そこは本当に、地球上に浮かぶ天国そのものです。

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