フランス世界遺産

ランスのノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿 - (1)

発砲ワインで有名なフランスのシャンパーニュ地方。その中に、「ランス」という、歴代フランス国王ゆかりの町があります。この町には、歴代国王が戴冠式を行った「ノートルダム大聖堂」や、戴冠式後の宴の場所として利用された、大司教公邸「トー宮殿」、更にフランス初代国王の洗礼を取り行った大司教が眠る、バシリカ建築の美しい「サン=レミ旧大修道院」があり、格式ある古い町として、また観光スポットとして非常に有名なところです。

これらの聖堂、宮殿、修道院は、「ノートルダム大聖堂、サン=レミ旧大修道院、トー宮殿」という一物件で、1991年に世界遺産に登録されました。歴代フランス国王が国王となった瞬間の出来事が、全てこの地に詰まっていて、フランスを旅するなら一度は訪れたいところです。

ランスのノートルダム大聖堂は、初代フランス国王クローヴィスが洗礼を受けた聖堂が前身になっています。その聖堂が1210年に火事で焼失した後、現在の聖堂が建立されました。着工したのは火事の翌年、1211年のことですが、資金難や地元住民の反乱などで度々工事が中断し、1290年にようやく身廊が完成しました。しかし、全体の完成までには、更に時間がかかることになりました。途中、英国にランスを包囲されるとまた作業を中断し、紆余曲折を経て、1475年にようやく完成したのです。18世紀終わりには、フランス革命の動乱で彫像を中心に破壊されましたが、その後の国会で、ノートルダムの再建に資金提供をする決議がなされて修復が実現、しかし20世紀に入ってからも、第一次世界大戦などの影響で再び被害を受け、終戦後に再び復興作業に追われました。現在も一部で修復の作業が行われています。

トー宮殿は、1690年に大司教の館として建造され、それと同時に、歴代国王の戴冠式の際には控えの間となり、戴冠式後の宴の場所としても必ず利用されてきました。設計は、ジュール・アルドゥアン・マンサールとその義弟ロベール・ド・コットによるものです。マンサールはベルサイユ宮殿の設計も手掛けた人物で、ベルサイユ宮殿もまた、世界遺産に登録されています。トー宮殿は、1972年には博物館になり、それ以来現在に至るまで、一般公開されています。

サン=レミ旧大修道院は、初代フランス国王・クローヴィスの洗礼を受け持った大司教、レミギウスが埋葬された聖堂が前身になりました。8世紀半ばにベネディクト会の修道院になり、11世紀初頭には、それまでの建物が崩壊したのを機に改修されました。その時に修道院と併設して聖堂を設け、付属聖堂のある大修道院として生まれ変わりました。サン=レミ旧大修道院は、現在は美術館として、一般公開されています。

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