フランス世界遺産

リヨン歴史地区 -(2)

多種多様な産業で経済的に成功し、今も繁栄期の面影を色濃く残す「リヨン歴史地区」には、旧市街地のどこにいても見えるという、ランドマーク的存在の建物があります。それが、「フルヴィエール大聖堂」です。フルヴィエール大聖堂は、「フルヴィエールの丘」の頂上に建つ、ロマネスク様式とビザンチン様式を採用した白亜の大聖堂で、19世紀の終わりに完成しました。この大聖堂は、1870年に勃発した普仏戦争の終焉を願い、リヨン市民からの寄付金によって建てられました。

完成が19世紀ですから、「リヨン歴史地区」の中でも、比較的新しい建築物になります。フルヴィエール大聖堂の北塔頂上からは、リヨンの町が180度のパノラマで楽しむことができ、リヨン観光の一大スポットになっています。

フルヴィエール大聖堂の内装は、外観の個性にも負けない、圧倒的な美しさを誇ります。特にモザイクやステンドグラスの美しさは感動的で、そのまばゆいばかりの輝きに埋もれてしまうような錯覚さえ起こすでしょう。

フルヴィエールの丘のふもとには、もう一つの大聖堂「サン・ジャン大聖堂」があります。こちらの大聖堂は、前述の通り、ルイ9世により大幅拡張され、15世紀に完成しました。比較的新しい「フルヴィエール大聖堂」に比べて、サン・ジャン大聖堂が持つ歴史は大変古く、リヨンが繁栄期を迎えた頃から、この町を見守ってきた由緒ある大聖堂です。サン・ジャン大聖堂には、ルイ9世が安置されています。この大聖堂は、扉口にある緻密で美しい彫刻群が特に知られて、フルヴィエール大聖堂と併せて是非訪れたいところです。

フルヴィエールの丘はソーヌ川沿いにあり、川の対岸から丘を見渡すと、歴史あるサン・ジャン大聖堂と、新しいリヨンの象徴であるフルヴィエール大聖堂の両方を見ることができます。特に辺りが暗くなる時間帯には、ライトアップされた大聖堂が見事なコントラストを作り、夜のリヨンの街を美しく演出してくれます。

「リヨン歴史地区」の見所は、この2大大聖堂だけではありません。リヨン旧市街には、ヨーロッパで最も大きな広場の一つ、「ベルクール広場」があります。この広場は、東西300m、南北200mという広大さで、広場内ではシーズンごと、時間帯ごとに、様々なイベントが行われています。またそのほかには、古代ローマ時代に造られた「ローマ劇場」、絹織物産業の歴史を伝える「織物歴史博物館」、ルネサンス様式の美しい裁判所や市庁舎など、中世の世界を現代に伝える様々な美しい建物があります。それこそ、町全体が「世界遺産」という素晴らしさです。ですから、由緒ある建築群を巡るだけでなく、ただ散歩するだけでも充分に世界遺産を堪能できます。フランス第二の都市でありながら、どことなくノスタルジックな街並みは、実に印象的です。

中世及び現代のリヨンは、本場フランスのシェフが提供する美味しい食事とワインを楽しむこともでき、どんなに長く過ごしても、飽きることのない町です。リヨンには新旧時代の様々な魅力とフランスのあらゆる「美」が溢れているのです。

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