フランス世界遺産

シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷 -(2)

フランス最大規模の世界遺産「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」は、数多くの美しい古城とそれを取り巻く景観だけでなく、種々の様々な魅力に溢れています。

ロワール渓谷の古城の中に、「シャンボール城」という、ロワール渓谷最大の城があります。ここは1981年に、「シャンボールの城と領地」という名称で、単独で世界遺産に登録されたあと、2000年に「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」に吸収されました。シャンボール城の敷地総面積は5500ha、建物の規模は、幅156m、奥行き117mにもなり、その規模と壮大な光景は、あの有名な「ヴェルサイユ宮殿」に匹敵するとも言われています。シャンポール城は、フランソワ1世によって、以前からあった狩猟館を改築して造られましたが、その時にルネサンス風に改修し、後に「ルネサンス様式の珠玉」と呼ばれるようになりました。その異名からも想像できるように、シャンボール城は、壮大な規模を誇るだけでなく、フランスにおけるルネサンス建築の最高峰として、人々を魅了しています。

「シャンボール城」に負けない知名度を誇るロワール渓谷の代表的な城が、「アンボワーズ城」です。アンボワーズ城は、1492年に、シャルル8世の命令で既存の要塞を改築してできた城です。この改築作業で、シャルル8世は、イタリアから多くの職人をフランスに招き入れました。イタリアのルネサンス期に活躍した彫刻家、建築家、造園家などがアンボワーズ城敷地内に招聘され、ここにはフランスで初めて、イタリア式のレイアウトが採用されました。これが後に、「フランス式庭園」の基礎となります。幾何学的に整然と整備された庭園を持つアンボワーズ城は、「ルネサンス期の傑作」とも言われ、フランスが誇るルネサンス建築の一つとして輝きを放っています。

「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」には、多くの美しい古城だけでなく、「大自然」というアトラクションがあります。その代表的なものが「ロワール・アンジュー・トゥレーヌ地方自然公園」で、トゥールとアンジェ間のロワール渓谷をカバーする、ロワール渓谷最大の自然公園です。ここでは、その自然美をカヤックやカヌーで楽しむことができます。そのほか、火災で消失した跡地にできた「ヴァルメール城跡の公園」、ユリ、バラなどが季節ごとに見事な鮮やかさと美しさを放つ「シャトニエール公園」など、ロワール地方が持つ大自然の美しさを、至るところで体感することができます。

ロワール渓谷では、サイクリングコースが整備されています。ロワールの古城巡りを、サイクリングをしながら楽しむこともできるのです。また、気球や船で観光することも可能で、ロワール渓谷を様々な角度から楽しむことができるようになっています。

「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」は、一度の旅行ではその全てを見ることができないほど壮大な世界遺産で、フランスの歴史、自然、美の全てが詰まっています。しかし、たとえその中の何か一つでも、一生に一度でいいから触れてみたい、と思わせてくれるところです。

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