中国世界遺産

武夷山

中国最大の面積を誇る世界遺産であり、ウーロン茶の産地として有名な武夷山は、多くの自然に恵まれた山脈の総称で、福建省に位置します。現代に入ってすぐに、この美しい地域は保護するに値するものとされ、1979年には中国の国家自然保護区に認定され、1987年にはユネスコの「生物圏保護区」に制定され、更に1999年には、世界複合遺産として登録されました。ですから、中国だけでなく、世界中の人々が、この地域を守りたいと願っていたことがおわかりになるでしょう。

その36の峰からなる武夷山には、無数の生命が古代から生息し続けています。現在確認されている範囲では、植物2,500種類以上、脊椎動物450種類以上、鳥類400種以上、昆虫5,000種以上が生息しているのです。武夷山地域は亜熱帯気候で、そのおかげもあって、多くの生命が長年の営みを続けてこられたのだと思われます。

武夷山は、「山水の名勝」と呼ばれていて、その水を湛えた風景が、古くから多くの人々を魅了してきました。特に、峰々の間を走る九曲渓は、全長約9kmで、川下りのスポットとして知られています。

その九曲渓から竹舟に乗り、のんびり過ごしながら見上げると、まさにここが「山水の名勝」であることがはっきりとわかります。九曲渓から見渡せる風景は、どの場所から見ても一見の価値ありなのですが、峰の頂上に登り、そこから九曲渓を見下ろす光景もまた、非常に素晴らしく、多くの芸術家や観光客の目を釘付けにしています。

大自然に囲まれ、癒されながら、あらゆる角度から名勝を楽しめる、というのが、武夷山の魅力で、そこに長く居るほど、必ずや世界遺産たる偉大さを見せ付けられるようです。

武夷山は「世界複合遺産」で、その自然遺産部分だけでなく、貴重な史跡が多くあることでも有名です。朱子学の祖・朱熹は、武夷山で自らの学問を説き、後に「紫陽書院」を建立しました。この遺跡は、現在も残っています。そのほかにも、仏教寺院、石刻などが多くあり、中国が誇る歴史遺産を堪能することができます。

はじめにも触れましたが、武夷山は、ウーロン茶の有名な産地でもあります。武夷山のウーロン茶は「武夷岩茶」と呼ばれ、その質は最高級で、かつては皇帝に献上されていました。峰々から沁み出た良質のミネラルをたっぷり吸い上げた茶樹は栄養が豊富で、かつては健康飲料として、皇族が愛飲していました。武夷山中から摂れた茶葉を、武夷山の山水で煎じて飲む、というのは、究極の贅沢だと思います。

武夷山では、名勝を見ることで目を癒しながら、最高級茶葉を使ったウーロン茶を飲むことで、心と体の癒しも得られます。のんびりとした旅をするには最適な所でしょう。

国でさがす
イタリア
スペイン
中国
フランス
ドイツ
メキシコ
イギリス
インド
ロシア
アメリカ
オーストラリア
ブラジル
ギリシャ
日本
カナダ
スウェーデン
イラン
ポルトガル
ポーランド
チェコ
ベルギー
トルコ
オーストリア
ペルー
スイス
韓国
オランダ
ブルガリア
エチオピア
キューバ
アルゼンチン
クロアチア
ノルウェー
フィンランド
ルーマニア
ハンガリー
チュニジア
南アフリカ
モロッコ
スリランカ
アルジェリア
エジプト
タンザニア
インドネシア
ベトナム
コロンビア
オセアニア
南米
中米
西・中央アジア
東南アジア
中東諸国
アフリカ
旧ユーゴ
バルト三国
旧ソ連地域
中央ヨーロッパ
北欧
知られざる小国