中国世界遺産

黄山

「雲霧の郷」「天下第一の名山」など、様々な異名を持つ黄山は、世界で29か所しかない、世界複合遺産の一つです。1990年に、世界遺産として登録されました。

この山は、70もの花崗岩峰から出来ていて、世界遺産登録地域の面積は、154km2です。そしてその中には、名勝と呼ばれる景観が400以上もあると言われ、古くから芸術家を初めとして多くの人々に愛されてきました。その黄山が見せる名勝は、「黄山を見ずして山を語ることなかれ」という格言まで生み出しました。

「黄山」の名の由来は、古代中国にいたとされる伝説上の皇帝、黄帝が、ここで仙人になる修行をしていた、という言い伝えにあります。そして何世紀もの時を経て、唐の玄宗皇帝が、黄帝に因んで「黄山」と名づけました。

黄山は、まさに「東洋の神秘」です。水墨画はここから生まれたと言われていますが、黄山は、画家の創造力を駆り立てるに値する、幻想的且つ感動的な景観が最大の見どころです。その神秘的な魅力を作るのは、雲海や霧などです。

黄山は、山頂に近くなるほど雲や霧に濃く覆われ、それらが、黄山の峰に美しいコントラストを生み出しています。また、季節や時間によって様々に表情を変える雲海は、どんなに見続けても、決して見飽きることはないでしょう。

花崗岩でできた峰を雲海が演出するその光景は、水墨画に幾度となく描かれ、やがて日本の画家にも大きな影響を与えることになりました。決して西洋的な神秘とは交わらない、東洋独特の景観がそこにはあります。そして、その景観を演出するように、樹齢100年を越える松が10000株以上植えられています。

中国三大宗教(仏教、道教、儒教)においても黄山は非常に重要な場所で、特に、道教における仙人術を学ぶために、多くの人がこの地に移り住みました。また、仏教寺院も数多く存在し、古くから、僧侶たちが修行のために、この山にこもったと言われています。ですから、名勝を眺めるだけでなく、あちこちに点在する史的旧跡などを巡るという楽しみ方もあります。

ひと昔前まで、黄山を散策することは、雲海や霧などの影響でなかなか難しく、それ故益々神秘的な山として伝説化されてきました。現在では、霧や雲が立ち込める山頂までのルートが確立されており、中国最大規模のロープウェイは、一度に100人以上を収容し、山頂まで送り届けてくれます。

黄山には、観光客を受け入れるためのあらゆる施設があり、長時間居ても飽きずに、快適に過ごすことができそうです。また、黄山北川にある九崋山は、中国四大仏教名山の一つで、こちらも併せて足を運んでみてはいかがでしょうか。

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