スペイン世界遺産

歴史的城壁都市クエンカ

スペインの歴史的城壁都市クエンカは1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。世界遺産である歴史的城壁都市クエンカはスペインの首都マドリードの南東160㎞ほどの場所に位置し、フカール川とウエカル川の峡谷があるためにラテン語で「川の盆地」を意味する「conca」という言葉が名前の由来となっているとも、今では廃墟となってしまったアラブ人の城の「クンカ」が名前の由来になっているとも言われています。

歴史的城壁都市クエンカは、ゴシック様式の大聖堂や、ウエカル川の断崖の上に建てられ、断崖絶壁にせり出しているようにも見える「宙吊りの家」などの建築物が有名です。歴史的城壁都市クエンカの街が宙に浮いているように見えるため、「魔法をかけられた街」という愛称を持っています。

歴史的城壁都市クエンカはもともとは、北西アフリカのイスラム教徒でイベリア半島に進出し定着したアラブ人によって、フカール川とウエカル川の2つの浸食作用によって作られた石灰岩の岩山に9世紀に要塞都市として作られた街で、街へ入るには2つの橋しか道がないという造りでした。

その地形の利もあって敵の侵略を決して許さない防御力を持っていました。しかし12世紀ごろにはレコンキスタによりキリスト教徒がこの地を支配することになり、織物業などで繁栄するとともに、キリスト教文化の建物がどんどんと建てられていきました。その中で、旧市街地の中心にあるマヨール広場を守るように城門が作られるなど、クエンカの守りはより強固なものとなりました。

標高900mの断崖にある狭い土地に、外観にはゴシック様式を使い、内部の装飾にはプラテレスコ様式を使った大聖堂が13世紀に建てられました。クエンカにあるゴシック様式の大聖堂はスペインで最初のゴシック様式の大聖堂だと言われています。

また、そうした繁栄の中で、土地の狭いクエンカでは建物を上へ上へと伸ばしていくことになりました。「宙吊りの家」は14世紀ごろに建てられた居住群で、今では美術館として利用されています。

こうした独特の景観が、他に類を見ないものとして世界文化遺産に登録されることになるのです。それは日本ではもちろん、世界中を見てもなかなか見ることができないものになっています。狭い土地を利用した工夫ある風景というのも魅力的ですが、やはりキリスト色が強いため、そういった類の建物が多くならんでいます。キリストファンにはたまらない光景があたり一面に広がることになっているのです。

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