イタリア世界遺産

ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群

イタリアのリグーリア州ラスペッツィア県にあるポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群が1987年に世界遺産に登録されました。

ポルトヴェーネレは、12世紀のジェノヴァ時代に築かれたお城と砦の港町です。

港町に城や砦が築かれたのはこの当時、海洋国家として権力を争っていた隣国のピザから国を守るためで、リーグレ海を航行する船の監視を強めるため、港近くに要塞を築いたのだといいます。

ポルトヴェーネレの名は、ポルト=港とヴェーネレ=ヴィーナスの女神から来ているとされ、ポルトヴェーネレの町は女神ヴィーナスの港として、諸外国の脅威から人々を守る町として栄えたのです。

時が流れてもこの地はその荘厳さを保ったまま受け継がれており現在では、夏のリゾート地としてイタリアの人々に親しまれています。
チンクエ・テッレは、リグーリア海岸線沿いの一帯にある村々の一群のことを指しており、こちらは要塞の町ではなく漁村です。

リオマッジョーレ、マナローラ、コルニーリア、ヴェルナツッア、モンテロッソ・アル・マーレの5つの漁村が世界遺産の登録を受けました。
この5つの村を巡る日帰りのツアーなども開催されており、徒歩で全ての村を巡っても4時間ほどと小さな漁村の集まりで、フィレンツェからほど近いところにあります。

静かで素朴で穏やかな漁村ですが、こちらもリゾートスポットとしても有名になっています。
どの村からも雄大な海とロマンティックな海岸線の景色が臨めます。
リオマッジョーレの村は高台にあり、岸壁に建ち並ぶ家々の眺めが圧巻です。
リオマッジョーレから次の村マナローラに進むには、Via dell'Amolle(愛の小道)を通るのがおススメです。
海を見下ろせる岸壁沿いに道が続いており、潮風を感じながらトレッキングを楽しむことができます。
そして、マナローラの村には高台に教会があります。
その教会は、昔は海賊の監視に使われていたという鐘楼を見ることができます。
また、海岸に降りると海水浴にピッタリなスイミングスポットもあるのが、この村の魅力です。

コルニーリアは5つの村の中でも最も静寂が似合う村として知られ、ブドウ畑に囲まれ、自然を楽しむことができます。
ヴェルナツッアは、ユニークな村で、何もしないでのんびり過ごすことが村の風習として根付いています。

イタリアグルメの代表であるジェラートを食べて一息つきながら、村人の雰囲気に合わせて、のんびり散策するのがおススメです。

モンテロッソ・アル・マーレは、5つの村の中で一番大きな村です。
古くからの街並みが残されるエリアには、パステルカラーの家が建ち並んでおり、第二次世界大戦時には兵隊が潜伏していたという家を見学することもできます。

また、海岸からは世界遺産である5つの村全体を眺められる場所もあり、観光客の人気を集めています。
この村には観光客向けのエリアが作られており、チンクエ・テッレの世界遺産観光の拠点的な役割も果たしています。

日本の世界遺産でいうと、住民が今も暮らしながら観光地にもなっている白川郷や五箇山の合掌造りの村を巡るようなイメージだと思います。
イタリアにまだ残るのどかな暮らしと美しい自然を満喫できる世界遺産ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群を巡る旅に出てみましょう。

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