イタリア世界遺産

ヴェローナ市街

ロミオとジュリエットの悲恋の物語を、知らない人はいないでしょう。
二人のはかなくも燃えるような恋の舞台になったのが、イタリアの「世界遺産」の街ヴェローナ市街です。

ヴェローナ市街に足を一歩踏み入れれば、ヨーロッパの中世の時代にタイムスリップしたような錯覚に襲われる、とても雰囲気のある街です。
世界遺産のヴェローナ市街は、水の都ベニスを州都に抱えるヴェネト州にある人口26万人の街です。

アルプスの雪解け水を集めたアディジェ川が、街の中をうねるようにS字型に流れ、中心部のヴェローナ市街は、2000年に「世界遺産」に認定されました。
石畳の路を覆うように、中世以来の建物が並ぶイタリアの歴史ある景観を今に伝える街並ですが、その中心に鎮座するのはアレーナです。

アレーナとは、ローマ時代に建造された円形競技場です。
ローマのコロッセオを初めローマ帝国の支配下に置かれた街には、こうした円形競技場や大浴場、上下水道などの大規模な遺構が必ずと言って良いほど残っています。

中世の街並みの中心にローマ時代の建物がどんと構えているところは、まさにイタリアならでは醍醐味といえましょう。
ヴェローナの円形競技場は、ローマ時代の紀元後一世紀に建てられました。
二万人を収容できる現役の劇場として毎年夏になるとチケットを入手するのは、困難を極めると言う野外オペラが開催されています。

アレーナを離れヴェローナ市街のもう一つの中心である、シニョーレ広場の方へ足を進める事に致しましょう。

ヴェローナの途中にあるのが、ジュリエットの家です。
14世紀のイタリアは皇帝派と教皇派の真っ二つに分かれ、血で血を洗う抗争が繰り返された陰惨な時代でもありました。
皇帝側のモンタギュー家と教皇派のキャピュレット家も、敵同士の間柄でした。

モンタギュー家のロミオとキャピュレット家の一人娘であるジュリエットの恋が許されるはずはありません。
ジュリエットの家のバルコニーが世紀の求愛シーンの、実際の場所であったと思いつつ眺めると、胸にこみ上げてくる物があります。
哀しい行き違いで、二人は生きて結ばれることはありませんでした。
けれども若く美しい恋人達の愛の力が両家を動かし、モンタギュー家とキュプレット家は遂に和解します。

ジュリエットの家の門をくぐって右側の壁には、願い事を書いた紙が沢山貼られています。
永遠の愛で結ばれた二人にあやかろうと、恋愛成就の願い事を書いて貼っていくのです。

この上なくロマンチックな「世界遺産」のヴェローナ市街は、いつ訪れても素敵な街ですが、特にカーニバルの時期には中世の装束で練り歩く人々にも出会え、イタリアの旅の風情が絶好調に達することは間違いないです。

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