イタリア世界遺産

アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカ

私の住んでいるイタリア北東部にあるおすすめの世界遺産がアクイレイアです。

イタリアを何度も旅行したことのある人でもなかなか北イタリアの東の端っこまで来たことはないかもしれませんね。
誰でも知ってるベネチアにも近いのですが、さらに東の街へ行こうという旅行者は少ないのでしょう。

日本からだとローマで一度乗り換え、イタリア最東部フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の州都市、トリエステという港町を拠点に旅行するのがおすすめです。
アクイレイアはそのトリエステ空港からは1時間もかからず、トリエステ滞在中に日帰り旅行で行くこともできます。

さてこのアクイレイアの何が見どころかといえば、街の一番のシンボルである大聖堂(バジリカ)です。
起源300年のローマ時代後期、今から1700年以上も昔に作られたモザイクの床が見事に保存されその規模は世界最大で、そのモザイクの鮮やかさと美しさには誰もが息を呑むほどです。

教会内部は美しいゴシック様式で、この貴重なモザイクを傷めないために現在はガラスの渡り廊下を歩いて見学することになります。
この世界遺産は正式には、アクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカという名前になっていて、この大聖堂だけでなく、この大聖堂の周りのアクイレイアの街一体に広がる遺跡地域すべてが見どころになっています。

このアクイレイアの遺跡地域と総大司教座聖堂のバシリカという街の歴史を簡単に紹介しましょう。

ローマ帝国第四の豊かな商業都市として発展し、アウグストゥスの治世下では第10州の首都にもなり、人口20万人の都市として第2のローマと呼ばれるほどまで繁栄しました。
しかし5世紀にフン族の王アッティラに侵略され、街は壊滅的な打撃を受け、以後の都市としての発展は中断されてしまいました。
それから数世紀たった11世紀、ポッポーネ枢機卿により、アクイレイアの地理的重要性が見直されその時代に現在のゴシック様式のバジリカが建設されました。

建物はこの時期につくられ、このモザイク床の上にそのまま新しい床を作ったのです。
そのために奇跡的にこのモザイクが数千年もの間、眠っていたのです。
約1700年前に作られたとは思えないほど、色鮮やかでほぼ完璧なままに残されている謎はここにあったのです。

この素晴らしいモザイクの床が発掘されたのは何と1909年で、本当に驚きとしかいいようがありません。
遺跡の多くは現在も未発掘のまま地下に眠っているそうで、その全貌は明らかになっていないようです。

古代ローマ最大の都市ではないかともいわれ、何ともいえないイタリアのロマンのある世界遺産です。
この古代の繁栄が嘘のようにひっそりとした街ですが、個人でゆっくりと世界遺産の古代遺跡を堪能しながら訪れるのがおすすめです。

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