イタリア世界遺産

ウルビーノ歴史地区

世界で最も世界遺産の登録件数の多い国といえばイタリアです。
その件数は実に47件もあります。(※2012年)
そのなかの一つが、1998年に世界文化遺産に登録されたウルビーノ歴史地区です。

ウルビーノはイタリア半島の東岸中部にあるマルケ州の都市で、サンマリノとローマの中間ぐらいにある丘の上の街で、町全体が城壁に囲まれた世界遺産になっています。

場所はとても不便なところで、通常はミラノからイタリア国有鉄道ユーロスターでボローニャへ向かい、ローカル電車に乗り換えて同じマルケ州の町ベーザロへ向かい、ペーザロからウルビーノ歴史地区は乗合バスで1時間程度かかります。乗り合いバスは1時間に一本程度の運行です。ミラノからだと全行程で5時間以上もかかります。
あるいはイタリアの首都ローマからウルビーノ歴史地区へは、一日2往復の直行バスなら2時間弱の行程です。バスはウルビーノ歴史地区の街全体を囲う城壁の西門ヴァルボーナ門前に到着します。

ウルビーノ歴史地区は中世イタリア、特に15世紀から16世紀にかけてイタリアの芸術文化の中心となったウルビーノ公国のことで、この地を統治していたモンテフェルトロ家の当主でもあり、イタリア王国の武将で負けなしを誇ったフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロが熱烈な芸術と文芸の保護者であったため、フェデリーコが豊富な資金力を背景にイタリア各地の芸術家を招いたことで、人が集まり繁栄した街でした。

その後17世紀以降はローマ教皇領とされたため、数々の歴史的資産が無傷で残った地です。
イタリアの世界遺産ウルビーノ歴史地区の中で最も有名なのが、15世紀後半から16世紀前半にかけての盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家であり建築家のラファエロです。

ウルビーノ歴史地区は彼の出身地であり、その生家があります。
14歳までこの家に棲んでいたといわれています。
建物の内部は一般公開されており、ラファエロと、その父ジョヴァンニ・サンティの作品が飾られていますが、ラファエロの著名な作品はほとんどがバチカンにあるため、複製画が展示されています。

また、モンテフェルトロ家の邸宅でもあったパラッツォ・ドゥカーレ宮殿は現在はマルケ国立博物館として、一般公開されており、レオン・バッティスタ・アルベルティやピサネッロ、ピエロ・デッラ・フランチェスカ、パオロ・ウッチェロの絵画などが閲覧できます。

また最後の晩餐でも有名なサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の聖堂を建設したことでも知られるブラマンテはウルビーノ歴史地区の城壁の外で生まれたということで、北門前にあるローマ広場では、ラファエロと父ジョヴァンニ・サンティだけでなくブラマンテの銅像も建立されています。
このようにウルビーノ歴史地区は町全体が中世を思わす町並みが残り、ルネサンス文化に触れたい方にはおすすめの世界遺産の観光地になっています。

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