イタリア世界遺産

シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡

世界で最も世界遺産の多い41もの世界遺産を登録している国イタリア。
その中でも「シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡」は2005年に世界文化遺産に登録されたイタリアでは比較的新しい世界遺産です。

「シラクサとパンターリカの岩壁墓地遺跡」は地中海に浮かぶシチリア島にあります。
しかしその時代は大変に古く、パンターリカの岩壁墓地遺跡(バンターリカのネクロポリス)は、シチリア島南東部丘陵地帯のシラクーザとフェルラとソルティーノ間のアナポ川・カルチナラ川の渓谷にあり、紀元前13世紀から紀元前7世紀までの5000以上の墓をさします。

この地にフィリポルトのネクロポリス、ノルド・オヴェストのネクロポリス、カヴェッタのネクロポリス、北のネクロポリスなどが点在しています。
各ネクロポリスは、岩壁に人工的に穿たれた小洞窟群からなり、その中には東ローマ帝国時代に迫害されたサラセン人によるクロチフィッソ洞窟、サン・ニコリッキョ洞窟、サン・ミチダリョ洞窟などの壁画の描かれた小さな礼拝所の遺跡が残っています。

パンターリカの岩壁墓地遺跡付近には、紀元前12世紀から11世紀に建造されたといわれるアナクトロンの宮殿(皇太子の宮殿)跡もあり、土台がそのまま残されています。

また、シラクサ(あるいはシラクーザともいう)は、シチリア島東岸の海沿いの人口は126000人の港町です。
イタリアの紀元前734年頃、ギリシア人により建設された街で、ギリシャ時代から栄えた街でした。
現在はイタリアの世界遺産に登録された歴史地区と市街地に分けられ、またシラクーザの沖合いに浮かぶオルティジア島も含めて世界遺産登録されています。

シラクサは歴史上、古代ローマ、イスラム勢力、ノルマン人、神聖ローマ帝国、フランス、アラゴン王国、サルデーニャ王国、ハプスブルク家、シチリア・ブルボン朝などによって支配されてきました。
特にイタリアの世界遺産に登録されている史跡は紀元前のギリシャ時代のものが多く、アポロ神殿、ギリシャ劇場、ローマ円形闘技場、教会、城塞などの建物が残されています。
特に、アグリジェントのコンコルディア神殿やセジェスタの神殿は、ギリシャに残る古代遺跡よりも原型をとどめています。

またシラクサはローマ帝国時代数学者アルキメデスを輩出した街でもあり、2本のドーリア式円柱で装飾されているアルキメデスの墓などもあります。
特にシラクサは紀元前2世紀の第二次ポエニ戦争の舞台でもあり、侵略軍であるローマ帝国のマルケッルス将軍率いる300隻の船団に対し、アルキメデスの作り出したテコを応用した兵器で上陸を阻んだ舞台でもあり、陥落させるのに2年間もかかりました。

またオルティジア島のほほ中央にはこのアルキメデスの名の付いた広場があります。

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